Webサイトを運営しているものの、「なかなかPV数・CV率が増加しない」と悩んでいるサイト担当者の方は多いのではないでしょうか?PV数・CV率を上げるまでには時間がかかるとわかっているものの、それでも早く成果を上げたいものです。
前提として、PV数・CV率が増加しないのには必ず原因があります。そこで役立つのが、「Webサイト解析」です。Webサイト解析では流入経路・PV数・ユーザー情報の把握など、Webサイトを解析するうえで重要な情報を得られます。
そこでこの記事ではWebサイト運営の基本である、Webサイト解析でわかることや確認するべき項目を解説します。
Webサイト解析の重要性と目的
Webサイト解析とはWebサイトの現状を把握するものであり、サイトの改善をするうえで欠かせない情報が詰まっています。具体的に把握できる情報として挙げられるのが、現在Webサイトを訪問しているユーザーの年齢層、流入経路、サイト内のユーザーの行動などです。
サイトは運営してからすぐに結果が出ることはほとんどないため、Webサイト解析で得た情報をもとに改善とテストを繰り返し、成果を出していきます。
Webサイト解析は、クオリティやPV数・CV率を上げるうえで必須といっても過言ではありません。ここではさらに詳しく、Webサイト解析でできることをみていきましょう。
Webサイトの状態を把握
現在のWebサイトにどのようなユーザーが訪れているのか、サイト内でどの記事が多く読まれているのかなどを把握できます。
- サイトの月間PV数
- サイト内でPV数の多い記事
- サイトを訪れているユーザーの年齢層や性別
など
過去に読まれていた記事や現在訪れているユーザーの情報をもとに、サイトの改善をしていきます。例えばレビューメディアであれば、実際に商品を使用している画像を用いた記事のPVが高い場合、そのような記事を量産していきます。
また、サイトを訪れているユーザーのほとんどが20代の女性を占めていれば、そのユーザーにとってニーズの高いジャンルの記事を制作します。Webサイトの状態を把握していなければ、改善点を探し出すことは困難です。
Webサイト解析でわかること
Webサイト解析で把握できる情報は多く、具体的には次の表のとおりです。
把握できること | 詳細 |
セッション数 | Webサイト内のユーザーの動き |
流入経路 | Webサイトへ訪れた経路 自然検索や直接検索、ソーシャル流入など |
流入キーワード | どのような検索キーワードでWebサイトへ訪れたのか |
ユーザー情報 | ユーザーの年齢や性別、地域、使用しているブラウザなど |
直帰率 | 最初に見たページから離脱した割合 |
上記の情報はいずれもWebサイトの質を上げるうえで重要な情報です。
テストと効果の把握
サイトを改善した後に重要なのが「テストと効果の把握」です。サイトを改善したからといって、必ずPV数・CV率が増加しているとは限りません。
そこでテストと検証をくり返すことによって、施策による効果を把握します。目標達成できていない場合は、適切な施策ができていない表れです。その場合は、再びほかの施策を行っていきます。
Webサイト解析で確認するべき項目
Webサイト解析で確認するべき項目は、次の6つです。
- サイトアクセス状況
- 流入経路(どこから自社サイトに来たのか)
- ユーザーの情報
- サイトアクセス状況
- 検索キーワード
- サイト内のユーザーの行動
すべての情報を把握することによって、具体的な施策を立てることが可能です。ここでは、さらに詳しく確認すべき項目についてみていきましょう。
サイトアクセス状況
サイトアクセス状況とは、一定期間に訪れたユーザーによってどのくらいのコンテンツが閲覧されたのかを把握するものです。
一定期間のデータを把握して、その中で減少や増加したタイミングがあれば原因を追求します。サイトアクセス状況は、コンテンツごとに把握もできます。
流入経路(どこから自社サイトに来たのか)
流入経路とはどこからユーザーが来たのか把握するものです。サイトを訪れたユーザーの流入経路はさまざまであり、SNSのユーザーもいれば、外部サイトリンクの方もいます。
少ない流入経路があれば、そこを改善することによってPV数の増加を期待できます。
ユーザーの情報
ユーザー情報では、Webサイトを利用したユーザーの属性を把握できます。
- 年齢
- 性別
- 地域
- 利用しているブラウザ
ユーザー情報を把握することによって、自社がターゲットとしているユーザーと、サイトを訪問しているユーザーにミスマッチがないか照合できます。
例えば20代女性をターゲットとしているにもかかわらず、40代女性が集まっている場合はコンテンツを見直さなければなりません。
検索キーワード
検索キーワードとは、どのキーワードでWebサイトを訪問したのかを把握するものです。検索キーワードを把握することによって、ユーザーの興味が推測できます。
検索キーワードでは、指定キーワードでの平均順位やクリック数なども把握できます。もしも指定したキーワードとは違うキーワードで流入がある場合は、コンテンツの選定が間違っている可能性があります。
指定したキーワードで流入を得るには、ターゲットユーザーに特化したコンテンツになっているか確認しましょう。
サイト内のユーザーの行動
サイト内のユーザー行動では、次のことを把握できます。
- 最初に閲覧したページ
- サイトの滞在時間
- 離脱率
- 直帰率
ユーザーがCVにつながるページをクリックしていない、離脱率が高いなど、想定している行動と違う場合は、CVにつながるボタンの配置や広告の掲載場所を見直す必要があります。
CV率状況
CV率状況を把握することによって、サイトの目標に対してどのくらい達成できているかを把握できます。もしもCV率が目標以下の場合は、これまで紹介した確認するべき点を含めて、コンテンツを見直す必要があります。
改善したからといってすぐに成果が出るわけではないものの、CV率を把握することによって素早く対策を講じられます。
Webサイト解析をするうえで押さえておきたいこと
Webサイト解析をするうえで押さえておきたいことは、次の3つです。
- データは1日ごとではなく一定期間で見る
- 比較して原因を突き止める
- ツールに頼る
Webサイト解析をする場合、上記のことを押さえておけば、より原因の把握がスムーズになります。ここでは、押さえておきたいポイントをみていきましょう。
データは1日ごとではなく一定期間で見る
PV数やCV率などのデータは、1日ごとではなく一定期間で確認しましょう。例えばある1日のPV数が1,000だとします。1,000PVと聞いただけでは、多いと感じる人もいれば、少ないと思う人もいるでしょう。
しかし、過去1ヶ月の1日の平均のPVが5,000だった場合、1日のPVが1,000なのは少ないと判断できます。つまり、一定期間でデータを見ることによって、数値が高いのか低いのかを冷静に評価ができます。
1日のデータで見るのではなく、一定期間で比べてサイトの質をチェックしていきましょう。
比較して原因を突き止める
先ほど紹介した「一定期間でデータを見る」のに加えて、もしもPV数の変動が見られた場合は原因を突き止めましょう。PV数が増加したり、減少したりするのには必ず原因があります。
例えば特定のキーワードを調べる人が多ければPV数が上がったり、広告を辞めたりすれば離脱率が低くなったりします。サイト運営は闇雲に行っていても、PV数は増えません。
PV数が変動した原因を細分化しながら特定していき、PV数・CV率増加につなげていきましょう。
ツールに頼る
Web解析をするうえで必須といっても過言ではないのが、「Google Analytics」や「Google Search Console」といったツールです。ツールといっても無料のものから有料のものまでさまざまな種類のものがありますが、Google社が提供しているものであれば無料で利用できます。
流入経路やサイトアクセス状況といった情報も把握できるため、サイトを運営するならば導入しておきたいツールの一つです。ツールを導入すれば効率よく情報を把握できるため、積極的に活用していきましょう。
まとめ サイト解析はSeekNextへおまかせ
サイトのPV数・CV率を増加させるには、日々制作していくコンテンツに加えて、サイト解析やSEO対策といった運営していくうえで必要な業務が発生します。
しかし、サイト運営に取り組んでいる企業は多く、上位獲得・CV率増加は簡単なことではありません。とはいっても、リソースが限られている、サイト解析のコツがわからないなどと、サイト運営で困っている企業は多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、Web制作会社への依頼です。
SeekNext合同会社であれば、お客様に応じた「サイト解析・運用・SEO対策」を提供しています。「サーバー・ドメイン管理」から、「サイト保守・修正プラン」「集客プラン」などがあり、状況に応じて最適なプランを提案いたします。ほかにもホームページ制作やSNS企画・運用といった依頼も可能です。Webサイトの運営で悩んでいる企業は、ぜひ一度SeekNext合同会社へご相談ください。
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