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ブラックハットSEOとは?近年求められるSEO対策も解説

「適正なSEO対策を知りたい!」と思う方の中には、「ブラックハットSEO」というワードを聞いたことがある方もいるでしょう。

ブラックハットSEOは、かつて多くの個人や組織などが取り組んでいた、質の低い記事でも検索順位を上昇させる手口です。現在においては、リスクのあるSEO対策であり、Googleが定める基本事項に反しています。

しかし、SEOに関する知識が乏しいと、意図せずにブラックハットSEOをしてしまうかもしれません。そこで、悪質なSEO対策を回避するためにも、今回はブラックハットSEOの内容や近年求められるSEO対策を中心に解説します。

適正なSEO対策の知識を身につけ、サイト運営に役立てましょう。

目次

そもそもブラックハットSEOとは?

ブラックハットSEOとは、Googleが定めるガイドラインに違反して上位表示を狙うSEO対策のことです。

以前は、ブラックハットSEOを実施すると順位が上昇することもありました。しかし、現在ではGoogleのアルゴリズムをかいくぐる施策は、表示順位が圏外になったり、サイト自体が表示されなくなったりとペナルティの対象となります。

上位表示はPV数、CV率向上を狙ううえで基本的な要素であるため重視したい指標ではあります。しかし、ブラックハットSEOはGoogleが考えるユーザーファーストではない自己中心的な手口であり、サイト運営をするなら回避したい施策の一つです。

ブラックハットSEOの具体的な手法

ここでは、ブラックハットSEOの具体的な手法についてみていきましょう。具体的な手法は、次の6つが挙げられます。

  • 自作自演のリンクを増やす
  • リンクファームを作る
  • ブログパーツにリンクを設置する
  • トラックバックを送信する
  • 隠しテキストや隠しリンクを設置する
  • 不正なクローキングをする

それぞれの手法を理解し、回避できるよう努めることが大切です。

自作自演のリンクを増やす

被リンクを集めることでコンテンツやサイトの評価を高められます。しかし、それを逆手にとって、自作で評価を高めたいページに向けたリンクを貼るのが、ブラックハットSEOです。

ほかにも自動プログラムを用いたリンクの作成や、外部リンクの売買なども自作自演のリンクに該当します。

リンクファームを作る

リンクファームとは、相互リンクを目的とした過剰なリンクが集まったサイトのことです。

相互リンクを増やしていくことで、被リンクを増やし検索上位を狙います。

悪質なサイトになると被リンクを増やすためにページが作成され、コンテンツがないケースも少なくありません。あくまで被リンクが目的であるためユーザーにとって有益な情報ではなく、ブラックハットSEOの手口に該当します。

ブログパーツにリンクを設置する

ページ内へのリンクを設置する際、リンクを時計やミニゲームなどで隠して、リンクを踏ませるのもブラックハットSEOです。

本来、ページ内にリンクを貼り付けるだけならば問題はありません。しかし、ブログパーツにリンクを設置するのは、本来のリンクの設置とはかけ離れています。

トラックバックを送信する

トラックバックとは、サイトのコメント欄やお問い合わせ欄などにテキストとリンクを貼り付けて、被リンクを獲得する手法のことです。コメント欄に記事とは関係のないコメントとリンクが横行したため、ブラックハットSEOとなりました。

隠しテキストや隠しリンクを設置する

テキストやリンクを背景と同じ色、または小さな文字にするなどして、ユーザーに読み取らせないのもブラックハットSEOです。

ユーザーからリンクや文字は見えないものの、検索エンジンは読み取ってくれます。そのため、対策キーワードの含有率を向上させたいときに用いられていました。しかし、ユーザーが得られる情報とGoogleが得る情報に相違が生じるため、ガイドライン違反の対象です。

不正なクローキングをする

クローキングとは、ユーザーに提供するコンテンツ内容とは違う内容をGoogleに読み取らせることです。ユーザー用と検索エンジン用の2ページ分を用意して、それぞれ違うページを表示させます。

かつて、効率よく上位表示を狙える方法であったものの、現在はガイドラインで禁止されています。

ブラックハットSEOが通用しなくなった理由

ブラックハットSEOの中には、かつて認められていた手法もありました。しかし、悪質サイトが問題になったことにより、現在では低品質サイトやコンテンツが排除されています。

検索エンジンで表示させるコンテンツが低品質だと、自社の信用問題にもなると考えているのがGoogleという会社です。そのため、コンテンツの管理に関してあらゆる施策をとっており、ユーザーにとって有益な情報を提供するよう意識しています。特に、健康やお金などに関する内容は、医療従事者や専門家から提供される信頼性の高いコンテンツが求められています。

施策として有効なホワイトハットSEOとは?

ホワイトハットSEOはブラックハットSEOと対となるものです。具体的な内容としては、下記の2つです。

  • コンテンツの内容を重視したSEO対策である
  • サイトの使いやすさにも配慮が必要である

ここでは、サイト運営に積極的に取り入れたい施策として有効な、ホワイトハットSEOを詳しくみていきましょう。

コンテンツの内容を重視したSEO対策である

ホワイトハットSEOとは、検索エンジンとユーザーに焦点を当てた施策です。中でもE-A-Tを基準としています。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness (権威)
  • TrustWorthiness (信頼)

専門家によるコンテンツは情報量が豊富であり、かつ信頼性が高いため高い評価を得やすくなっています。

つまり、ホワイトハットSEOとはコンテンツの内容を重視したSEO対策であり、上位表示だけを目的としたブラックハットSEOとは異なるものです。

サイトの使いやすさにも配慮が必要である

サイトの使いやすさはユーザーの利便性に関わるため、検索順位に影響します。表示スピードが遅い、またはサイトが使いにくいだけで離脱率は大きく上がります。表示スピードの向上、それぞれの端末に適したレスポンシブデザインなどを意識するのが重要です。

ホワイトハットSEOに取り組む際の有効な資料

ここでは、ホワイトハットSEOに取り組む際に有効な資料を紹介します。具体的な資料としては、下記の2つです。

  • Google検索品質評価ガイド
  • 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

それぞれの資料をみていきましょう。

Google検索品質評価ガイド

Google検索品質評価ガイドには、Googleの検索アルゴリズムの概要などが記載されています。ここには先ほど紹介したE-A-Tに関しても記載されており、上位表示を実現するうえで重要な情報が記載されています。

また、医療や法律、お金といったより専門性が重視される「YMYL」にも触れています。YMYLとは、Your Money or Your Lifeの頭文字をとった略語で、コンテンツの品質はより正確性があり信頼性が担保されるよう非常に厳格に扱われるWebサイトのことです。特に生活に影響を与えるようなテーマやトピックが該当します。

Webサイトを運営するうえで重要な情報ばかりであるため、一度目を通しておきましょう。

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

検索エンジン最適化スターターガイドとは、サイト運営者向けにホワイトハットSEOに関して記載されているものです。この資料を読むことによって、コンテンツの最適化の意味が理解できます。

また、関連ページにもGoogleが求めていることが記載されており、上位表示を実現させたい方は必見です。

参考:Google「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」

近年求められるSEO対策とは?

ホワイトハットSEOはSEO対策にもなりますが、それ以外にも対策はあります。具体的な方法は下記の3つです。

  • ユーザーの検索意図を想定したコンテンツを作る
  • 内部施策を充実させる
  • 外部施策にも意識を置く

Googleから評価されるサイト制作のためにも、チェックしておきましょう。

ユーザーの検索意図を想定したコンテンツを作る

特定のキーワードの記事を作成する際、ユーザーの検索意図を掴みましょう。ユーザーが何を知りたくて検索しているのか深堀りすることによって、有益なコンテンツを作成できます。

併せて政府やニュースメディアが提供している一次情報を活用し、E-A-Tを意識していきます。さらに文字だけで解説するのではなく、画像の挿入やグラフを活用するなどして、ユーザーが理解しやすいように工夫しましょう。

内部施策を充実させる

タイトルタグやメタディスクリプションなど、サイトのHTMLを最適化させましょう。細かい部分が多いものの、一つずつ積み上げていくことでSEO対策につながります。

しかし、内部施策をしたからといって上位表示になるわけではありません。なぜなら、SEOで最も効果が期待できるのは、ユーザーに有益な情報を提供している良質なコンテンツに限られているからです。内部施策だけに着目して、コンテンツの質が疎かにならないように注意してください。

外部施策にも意識を置く

内部施策の対となるものとして、外部施策があります。被リンクの獲得・SNS・広告を活用して露出を増やすのも外部対策の一つです。

前提として、リンクの獲得は良質なコンテンツでなければなりません。先述したように、コンテンツの質にも注力しつつ、外部施策も講じていきましょう。

ブラックハットSEOは通用しない

ブラックハットSEOはユーザーのことを考えず、上位表示を実現させる方法です。極めて自己中心的な方法であり、Googleのガイドラインに違反します。検索アルゴリズムは年々アップデートされており、かいくぐるSEO対策は通用しません。コンテンツ作りに重点を置き、ホワイトハットSEOに取り組んで上位表示を目指しましょう。

クリーンなサイト運営を目指して良質なコンテンツ作成のポイントが知りたい方は、SeekNext合同会社までお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

佐藤潤嗣のアバター 佐藤潤嗣 SeekNext合同会社 代表

福岡県のホームページ制作会社の代表。システム会社、ホームページ制作会社に勤務した後、SeekNext合同会社を立ち上げる。福岡を中心に全国のサイト制作・運用に携わっており、実績は100を超える。
大手メディアサイト「比較ビズ」などの監修者も務めており、制作関係なら何でも相談して下さいの精神で活動している。

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