直帰率はWebサイトを運営するうえで、押さえておきたい言葉の1つです。直帰率が高い場合は,
コンテンツに何かしらの問題があり、ユーザーにとって魅力に感じないサイトなのかもしれません。
実際、直帰率が高いと悩んでいる担当者の方は多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、直帰率の平均から改善方法を紹介します。
直帰率で悩んでいるWebサイト担当者は、参考にしてみてください。
直帰率とは
直帰率とは、Webサイトをクリックして最初に表示されたページだけを見て離脱した割合のことです。
例えば10人がAサイトを訪問したとし、そのうちの5人が最初のページで離脱した場合は、10人中5人が離脱したとなり、50%の直帰率になります。
直帰率の良し悪しは、サイトのタイプによって平均が異なるため一概にいえません。しかし、情報量の多いページで数値が高いとなれば、ページの質に何かしらの問題があると推測できます。CV率の向上を目指すためにも、定期的な見直しと改善が重要です。
離脱率とは
直帰率と間違われる言葉の1つに、「離脱率」といわれるものがあります。離脱率とは、訪問したページ内から離脱するユーザーの割合のことです。
直帰率は「最初に見たページで離れる」のに対して、離脱率は「ユーザーがサイトから離れる」という違いがあります。
離脱率には、問い合わせや申込みなど目的を果たしたユーザーも含まれるため、直帰率のように「離脱率が高い=問題がある」とは限りません。
直帰率の平均とは
結論から述べると、直帰率の平均は存在しません。なぜなら、サイトの内容や規模によって目安が大きく異なるからです。
あくまで参考としての平均値は下記のデータが出ています。
- ECサイト:30~40%
- コーポレートサイト:40~50%
- ブログサイト:70~80%
- ランディングページ:70~90%
一般的にすぐに情報を把握できるブログサイトや、CV率に直結するランディングページの離脱率は高くなる傾向です。
また、どのサイトにおいてもモバイルユーザーの離脱率が高いとのデータもあります。そのためモバイルユーザーが多いWebサイトでは、離脱を防ぐための対策が必要です。
ここからは、さらに詳しく「直帰率が高いページの特徴」と「直帰率が低いページの特徴」を見て、それぞれの特徴を比較していきましょう。
直帰率が高いページの特徴
直帰率が高いページの特徴として挙げられるのが、Q&Aのようにすぐに内容を把握できるページや、情報を得やすい飲食関連が挙げられます。
これらのページは直帰率が高くなる傾向にあるものの、ユーザーニーズを果たせているため問題ありません。
むしろ、直帰率が低い場合はサイトがわかりにくいといった可能性があるため、改善が必要となるでしょう。
直帰率が低いページの特徴
直帰率が低いページは、不動産関連やITといった情報量が多いページです。また、商品が多く目当てのものにたどり着くまでの時間を要するECページも同様です。
これらは訪れるユーザーが必要としている情報が多いため、離脱率が低くなる傾向にあります。とはいっても、離脱率が一桁代の場合は低過ぎるため、きちんと計測されているか確認が必要です。
【注意】直帰率が低ければよいサイトとは限らない
直帰率が高いとサイトに問題があると考えられるものの、「直帰率が低い=よいサイト」とも限りません。なぜなら、サイトの目的や検索意図によって適切な直帰率は異なるからです。
そのため、サイトの価値と直帰率は直接的には結びつきません。大切なのは「ユーザーの必要としている情報が得やすいサイトになっているか」です。
もしも運営側が想定した行動をユーザーがとっている、またはユーザーからの評価が高いならば、直帰率を見直す必要はありません。
しかし、「こちらの想定している行動とは違う」「ユーザーの離脱率が想定に対して高過ぎる」ならば、直帰率を改善していきましょう。
直帰率が高い原因と対策
ここでは、直帰率が高い原因と対策をみていきましょう。直帰率が高い具体的な原因として挙げられるのが、次の5つです。
- 情報が不足している
- 紛らわしい広告が入っている
- ページが見にくい仕様になっている
- ページの表示速度が遅い
- 内部リンクの不足
それぞれを詳しく紹介します。
情報が不足している
記事の情報が不足していると、ユーザーニーズを満たせず離脱率につながります。コンテンツにユーザーが求める情報が記載されているか、再度見直しが必要です。
また、情報が不足している原因の大きな理由として「ペルソナがない」ことが挙げられます。まずは細かい人物像を設定してみましょう。
ペルソナを考えることによって、自ずとどのような情報を記載するべきかイメージが湧くはずです。それに加えて、最後まで記事の軸を保ったままコンテンツを作成できます。
紛らわしい広告が入っている
記事のジャンルと合わない広告があると、ユーザーは不信感を抱き直帰率につながります。例えば、メイクに関するコンテンツであれば、メイク用品の広告を貼るのが理想的です。
しかし、メイク用品ではなくアウトドアの広告を貼れば、「訪れたサイトが違うのかな」「なんとなく信用できない」との不信感をユーザーに抱かせてしまいます。
それだけでなく、サイトに訪れているユーザーニーズと違った広告であるためCV率にもつながりません。サイトを訪れるユーザーニーズに適した広告が貼れているか、再度見直してみましょう。
ページが見にくい仕様になっている
ページが見にくい仕様になっていると、サイトを訪れたユーザーは「目的の情報がすぐに見つからない」とストレスを抱えてしまい離脱につながります。
いくら記事の情報が充実していても、ページが見にくいのであれば離脱率を改善することはできません。スマホやPCそれぞれのレイアウトになっているか確認して、どの端末でもストレスなく閲覧できるようにしましょう。
併せて、箇条書きを用いて情報が整理されているか、画像を用いてわかりやすく説明できているかも要チェックです。第三者視点で自分のサイトが見やすいか、確認してみましょう。
ページの表示速度が遅い
ページの表示速度が遅いと離脱率は高くなります。実際、離脱率はページ表示速度が1〜3秒になると32%増加し、1〜6秒になると106%と時間がかかるほど数値が高くなるデータがあります。
自身のWebサイトの表示速度がわからない場合は、Googleアナリティクスの「ページ速度」もしくはGoogleが提供している「PageSpeed Insights」から確認してみましょう。
表示速度を改善する方法は複数ありますが、最も効果的なのが容量の大きい動画や画像の掲載を控えることです。画像が必要なサイトであれば、画像軽量化を使用してから掲載してみましょう。
内部リンクの不足
内部リンクが設置されていない、または不足しているのも離脱率につながる原因です。内部リンクが設置されていないサイトは、ユーザーが記事の途中にわからないことがあれば、それを調べるために離脱するよう仕向けているようなものです。
また、記事を読み終えた後も「次に読むべきコンテンツがない」とほかのサイトへ移ってしまいます。サイトを立ち上げたばかりでコンテンツが充実していないことを除いて、関連する内部リンクは積極的に配置していきましょう。
すでに設置しているもののクリック率が低いのならば、クリックしたくなるような配置やデザインに変更してみましょう。
アクセス解析はSeekNextへおまかせ
直帰率が高いとサイトに何らかの問題があると考えられるため、改善が必要です。コンテンツの情報量を見直したり、内部リンクの設置をしたりすることによって、改善される可能性があります。
しかし、対策をしたからといってすぐに離脱率が下がるわけではありません。そのため、離脱率の高さに悩んでいるサイト運営者は多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、「SeekNext合同会社」への依頼です。
SeekNext合同会社は他社と差別化でき、結果につなげるWeb制作会社です。そのため、「競合他社を上回りたい」「離脱率を改善して成果を出したい」といった要望も、実現可能です。離脱率やサイト運営で悩んでいる担当者は、ぜひ一度SeekNext合同会社へご相談ください。
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