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サイトマップとは?作成するメリットや作成のポイントを紹介

サイトを運営してページが増えるにつれて、サイト管理が難しくなったと悩んでいる企業は多いのではないでしょうか?ホームページを制作するにあたり、まず大切になるのがサイトマップ(構成図)の作成です。

しかしそもそも「サイトマップって何?」「サイトマップの作成は必要?」などと思っている企業も中にはいるでしょう。

そこでこの記事では、サイトマップの意味やメリットについて紹介します。併せて、自社でサイトマップの制作が難しい企業へ向けて、サイトマップ制作でおすすめの依頼先も紹介します。

目次

サイトマップとは? 

ここで紹介するサイトマップとは、ホームページを設計するにあたって使用するものです。俯瞰してみるとサイト全体の構造がわかるため、構成図ともいわれています。サイトマップの仕上がりは後の制作工程に大きな影響を与えるとともに、ユーザーにとってわかりやすいサイトを制作するうえでも大切になります。

サイトマップは構成図という名前の通り、Web上の地図のような役割を果たします。通常ツリー状で表し、トップページを頂点として、各ページがトップページからどのような繋がりがあるのか視覚的に整理したものです。サイトマップを見ればWeb上にあるコンテンツやページ内容がすべて把握できます。

なお本記事で紹介するものはサイトマップ(構成図)ですが、次の2つもサイトマップと呼ばれています。

  • 検索エンジンにサイトの内容を伝えるXMLサイトマップ
  • ホームページの内容をユーザーにわかりやすく伝えるHTMLサイトマップ

サイトマップと一言で言っても、HTML・XMLとつくと示す内容が変わるため、混同しないように注意しましょう。

サイトマップのメリット

サイトマップを制作するメリットは、サイトの構造を図式化することでサイト内の整理ができ、制作工程をスムーズに進行できる点にあります。またサイトマップを制作することで、結果的にユーザーにとっても利便性の高いホームページが制作できるのです。

ここではサイトマップを制作するメリットを4点紹介します。

Webサイト全体の状況を把握できる

サイトマップのメリットとして、サイトの構造がひと目でわかる点です。記事数が増えていくごとにサイト状況の把握は難しくなりますが、サイトマップの設置により瞬時にサイトの構成がわかり、管理しやすくなります。これによりサイトの方向性や導線などを間違えずにサイト制作が可能です。

発注者と制作会社の意思疎通がとりやすくなる

依頼者がサイトマップを準備し、制作会社に提出すれば制作会社に期待していることやホームページの完成図が視覚的に共有できます。サイトマップがあれば制作会社も予算を立てやすく見積もりも出しやすくなると同時に、成果のでるホームページ制作の提案や相談がしやすくなります。

プロジェクトメンバーでサイトの共通認識ができる

複数人で行うプロジェクトでサイトマップを作成すれば、サイトに対する認識のずれが生じません。サイトマップがあれば、サイト内の状況を明確に把握でき、SEOの効果があったときでも分析が容易になります。

作成のツールによっては、リアルタイムで連携も可能です。複数人でサイトの作成にあたるときは進行の度合いも確認できるため、効率よく作業にとりかかれます。

また今後コンテンツを増やすときや修正するときも、作業箇所が明確になるため複数人で同時に作業も可能です。制作段階ではなく、サイト管理のうえでも役立つためサイトマップは作っておくとよいでしょう。

ユーザーにとってわかりやすいホームページ制作ができる

サイトマップを整理すると、制作工程で時間の短縮になると同時に、ユーザーにとっても使用しやすいホームページが制作できます。つまり、サイトマップの仕上がりが、ユーザーにとって利便性の高いホームページ制作の仕上がりに左右するといっても過言ではありません。

サイトマップの作り方

サイトマップの作り方のステップは次の3つに分けられます。

  • サイトに記載するべきページを挙げる
  • カテゴリーごとに分ける
  • 図に落とし込んで整理する

作り方を知れば、よりスムーズにサイトマップを作れるようになります。それぞれのステップをみてみましょう。

サイトに記載するべきページを挙げる

最初のステップとして、サイトに記載するべきページを把握しましょう。例えば、企業紹介サイトだと次のような項目が挙げられます。

  • トップページ
  • 会社概要
  • 社長挨拶
  • 企業理念
  • アクセス方法
  • 会社の事業内容
  • 事業1
  • 事業2
  • ニュース
  • 採用情報

まずは思いつく限り必要なページを列挙しましょう。わからない場合は、同じような業種のサイトを参考にするとよいでしょう。ページのヘッダー部分に記載された項目やカテゴリーが、列挙すべきページにあたります。

カテゴリーごとに分ける 

最初のステップで挙げたページをカテゴリーごとに分類しましょう。例えば企業紹介のサイトであれば、以下のように分類します。

カテゴリー列挙したコンテンツ
会社について会社概要社長挨拶企業理念
会社の事業内容事業1事業2
ブログ社長ブログ

まずは大きくカテゴリー分けしたら、それぞれに適したWebページを分類していきます。

Webページの階層を決める

トップページを第一階層として、第二階層・第三階層とまとめればサイトマップの完成です。例えば、トップページの下の第二階層には、会社についてや事業内容、ブログや問い合わせが並びます。

さらに第二階層下の第三階層には、会社概要や社長挨拶などが続きます。問い合わせやよくある質問など、カテゴリーに属さず1ページで成り立つページもありますが、問題ありません。

反対に、階層が深くなりすぎないように注意しましょう。階層が深くなりすぎると、ユーザーがその分クリックをしなければならないため、ストレスを与えかねません。

わかりやすいサイトマップを作るポイント

サイトマップを作る際は、ユーザー目線を忘れずにシンプルな階層を意識するようにしましょう。意識すべき点は以下の3つです。

  • 階層は浅くシンプルにする
  • ページの優劣をつけ整理する
  • 常にユーザー目線で確認する

それぞれのポイントを詳しくみてみましょう。

階層は浅くシンプルにする

わかりやすいホームページとは、ユーザーが目的のページに速やかにたどり着ける構造です。なかなか目的のページにたどり着かないと、ユーザーはストレスを感じ離脱につながりかねません。またユーザーが居場所を把握できず、使いにくいホームページとしてリピートもされなくなります。

読みやすいホームページでは、3〜4階層が理想です。深くても4階層までで留めておくようにしましょう。

ページの優劣をつけ整理する

欲しいページをすべて列挙したら、まずはページの優劣を整理しておきましょう。必ずユーザーに見て欲しいページはどれか、補足となるページはどれか、ホームページ制作の目的を基準に整理します。

優劣をつけた後は、なるべくユーザーに見てほしいページの階層を上げ、重要度が低いページは階層を下げ、ユーザーの目線に触れにくい箇所に設置しておきましょう。

ページの優劣はサイトを長期運用するうえでも大切な工程です。制作の段階で優劣を決めておけば、実際に運用したときにユーザーの反響と、制作者側の意図が一致しているか分析ができ、サイト内構造の改善にも役立ちます。

常にユーザー目線で確認する

最終的にできあがったサイトマップが、ユーザーを置き去りにし制作側だけが満足した内容になっていないか確認しましょう。上記のページの優劣にも関わりますが、企業側がアピールしたい内容とユーザーが求めている情報にずれが生じれば、離脱率を高めてしまいます。

コーポレートサイトであれば、企業理念や実績をアピールし、企業としての権威をアピールできるようなサイトに重点をおきがちです。しかし、実際にユーザーが求める情報が採用情報であれば、求人募集の内容や実際に働く社員の声やスケジュール、評価制度や福利厚生が気になるでしょう。

「ユーザーは何を求めて検索をしているか」「どんな情報が欲しいのか」、それを踏まえて「制作したサイトマップはユーザーのニーズに応えられる構造になっているか」ユーザー目線での確認を忘れないようにしましょう。

サイトマップを手軽に作れるツール

サイトマップ自体の作成は特別難しくはないものの、規模が大きいサイトマップともなれば手間が発生します。そこでサイトマップを手軽に作れるツールの利用をおすすめします。

そのツールが、次の2つです。

  • エクセル
  • パワーポイント

これらのツールは仕事をしている方ならば、一度は使ったことがあるのではないでしょうか。それぞれのツールがどのようにサイトマップ作成に役立つのか、詳しくみてみましょう。

エクセル

規模が大きいサイトマップでも、エクセルならば管理がしやすくサイトマップ作成に適しています。100ページ前後のサイトマップならば、エクセルで十分です。規模が大きい場合に使用できるだけではなく、行の追加や削除などの編集もしやすく、細かい情報の管理も可能となっており、効率よくサイトマップ作成をできます。エクセルを使用したことがある方ならば、問題なく作成できるはずです。

パワーポイント

パワーポイントは大規模なサイトマップ作成には適さないものの、30ページ前後であれば作成できます。テンプレートを使用して作成できるため手間はそれほどかからず、エクセルよりも視覚的に優れています。小規模のサイトマップであれば、パワーポイントの利用もおすすめです。

参考になるサイトマップ

ここでは参考になるサイトマップを2つ紹介します。サイトマップの作成に悩んでいる方も、参考になるサイトを見ることでイメージができるようになります。

紹介するサイトマップは、次のサイトです。

  • 楽天市場
  • 早稲田大学

どのようなサイトマップなのか詳しくみてみましょう。

楽天市場

楽天市場はすぐに目的の商品にたどり着けるようにするため、左端に商品ジャンルが記載されていたり、目的別にカテゴリーごとに分けられていたりします。そのため感覚的な操作で目的の商品までたどり着けるのが特徴です。

商品までの階層も低く、検索上で迷いが生じることもありません。多くの商品があるからこそ、細かくカテゴリーは分類されていますが、階層が低く使用上でストレスを感じにくい設計になっています。

早稲田大学

トップページからホームページの階層がわかる仕様になっています。そのため、ホームページの階層を考える際に参考となるサイトです。大カテゴリー・中カテゴリー・小カテゴリーと3階層のシンプルな設計になっています。

まとめ:サイトマップの制作はWeb制作会社へ依頼しよう

サイトマップの制作自体は、それほど難しいものではありません。しかしサイトの規模が大きくなればなるほど、管理に大きな手間が発生します。とはいえ、サイトマップにはそれほどリソースを避けれない企業も多いことでしょう。

そこでおすすめなのがSeekNext合同会社への依頼です。SeekNext合同会社へ依頼すれば、サイトマップに膨大なリソースを割く必要はありません。さらに、SeekNext合同会社はWebに関する幅広いサービスを提供しており、サイト制作やデザインに関することも行なっています。サイトマップだけではなく、サイト全体をリニューアルしたい方もぜひ一度ご相談ください。適切なサービスを適正な価格で提供いたします。Web制作で悩んでいる方は一度SeekNext合同会社へご相談ください。

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この記事を書いた人

佐藤潤嗣のアバター 佐藤潤嗣 SeekNext合同会社 代表

福岡県のホームページ制作会社の代表。システム会社、ホームページ制作会社に勤務した後、SeekNext合同会社を立ち上げる。福岡を中心に全国のサイト制作・運用に携わっており、実績は100を超える。
大手メディアサイト「比較ビズ」などの監修者も務めており、制作関係なら何でも相談して下さいの精神で活動している。

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